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ビデオスペクタクル 2022 ー山口勝弘ビデオ彫刻作品展示ー

映像空間の原点
山口勝弘、ビデオ彫刻の再現

○ 関連トークショー「山口勝弘の環境芸術」 * アーカイヴ配信のみ

ゲストの伊藤隆道氏(造形作家・東京藝術大学名誉教授)と山口勝弘ビデオ彫刻アーカイブ研究グループ・メンバーの井口壽乃氏(埼玉大学)、クリストフ・シャルル氏(武蔵野美術大学)、村上史明氏(筑波大学芸術系)、森脇裕之氏(多摩美術大学)とのトークショーを行います。

配信期間|1月31日より2月26日まで

展覧会概要

令和3年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業成果発表として、山口勝弘のビデオ彫刻作品《コラム》の再現展示を開催します。《コラム》は《アーチ》(*1)、 《ザンピーニ》とともに、1988年に銀座の佐谷画廊で開催された山口勝弘展「ビデオイメージと建築について」に出品された作品です。
山口勝弘は、著書『映像空間創造』(*2)を著すなど、都市空間における映像がもたらす作用について、建築と映像の融合を試みてきました。それは生涯にわたって取り組んだ「環境芸術」を示すものでもありました。
今日のように、日常的に映像あふれる都市風景の原点は、このような預言的ともいえる探求の数々によって成立してきたのでしょう。
本展では、日本のメディアアートの原点であり、山口勝弘も運営に尽力した「名古屋国際ビエンナーレARTEC」の資料アーカイブ展示も行います。

*1 令和元年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業にて修復完了済み
*2 山口勝弘著『映像空間創造』美術出版社 1987年